【宅建士】宅建って何?どんな資格?宅建士が求められる理由とは

宅地建物取引士

こんにちは、ぱぁちゃんです。
宅建士です。正式名称を”宅地建物取引士“と言います。
今回は、そもそも宅建士とはどんな資格なのかについてお話します。

※このページでは、宅建士に関しての基本的な知識について、初心者の方にでもわかるようなるべくわかりやすく、簡潔にまとめています。もっと詳しく知りたいという方は、各項目にリンクを貼りましたので、そちらを読んでみてください。


はじめに

まずはじめに

宅建士の人ってどんな仕事をしてるの?

と聞かれると、不動産屋さんのお仕事全部を説明しなくてはならなくなります。
なぜかというと、宅建士の仕事もする営業マンもいれば、普段は事務員さんとして営業サポートをしている方など、仕事の内容がそれぞれ違うからです。
営業事務の方では、主婦の方も多く活躍されています。
ただ宅建士と言っても、様々な働き方があるんですね。

なのでこの記事では主に

宅建士にしかできないこと

についてお話します。
これは、営業マンでも事務員さんでも同じです。
宅建士にしかできないこと、重要なのは大きく分けると以下の2つです。

・重要事項説明書の読み合わせ
・専任登録

これだけだと、言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、なんだか専門用語っぽくてよくわからないですね。
では、順を追ってひとつずつ解説していきましょう。


重要事項説明書の読み合わせ

まず、重要事項説明書ってなんでしょうか?
略して重説と言われています。こちらの方が耳にしたことがあるかもしれませんね。

この重説とは、契約をする物件について詳しく書かれた書類です。
住宅を買う時、その住宅について詳しく知ってからでないと買うのは怖いですよね?
そこで、必ず契約の前にこの重説をお客さんと一緒に読み合わせします。
この読み合わせをするのは、宅建士でなくてはいけません

宅建士とお客さんで一緒に読み進めていき、わからないことがあればその都度質問してもらい、その物件についてきちんと知った上で契約してもらいます。
でないとあとから「知らなかった」「聞いてない」などという問題が起きてしまう可能性がありますよね。
それを事前に防ぎ、お互いに気持ちよく契約を行えるようにするのです。

この”重説の読み合わせ”が、宅建士にしかできないことの1つ目です。

※そのほか、契約書・重要事項説明書への記名・押印も宅建士にしかできません。
(重説の読み合わせも、この記名者本人でなければなりません)

専任登録

もうひとつは専任登録です。
専任登録とは、その名の通りこの人はこの会社専属の宅建士ですよ、という登録をするという事です。

土地や建物の取引をする会社(宅建業を営む会社)には

従業員の5人に1人は宅建士でなければならない

という条件があります。

これは宅建試験にも出るので、試験を受けようかなと思っている人は今覚えてしまうといいと思います。

例:従業員16人(役員含む)の会社の場合
 16人中4人は宅建士でなければならない

 1〜 5人 → 1人
 6〜10人 → 2人
11〜15人 → 3人
16〜20人 → 4人

となります。
5人+1人ではありません。
5人中1人です。
(5人+1人だと合計6人になってしまいます!)
ここは間違えやすいので気をつけてください。

この条件を満たすために、会社では宅建士さんを登録します。
うちの会社には◯◯さんと△△さんという宅建士さんがいますよ〜ということを明確にするんですね。
それによって、条件を満たしているかどうか判断されるわけです。
これを専任登録と言います。

ここまで読んだら、宅建士が不動産屋さんにとってどれほど重要かわかっていただけたでしょうか!

宅建士がいないと、会社は営業できません

そして、従業員を増やしたり、店舗を拡大するとなるとさらに宅建士が必要になるのです。宅建士は、不動産屋さんにとって、いるだけで価値があるのです。

この専任登録が、宅建士にしかできないことの2つ目です。
(宅建士として登録するのですから当然ですね!笑)


まとめ

宅建士にしかできないことについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
この2つだけで、会社にとって宅建士さんがどれほど必要がわかるかと思います。

不動産会社に一度でも行ったことがある人はわかるかもしれませんが、結構小さめの店舗で5人くらいでやっているお店も少なくありません。
そういった店舗では、宅建士が一人しかいない場合もあります。
その場合、契約前の重説読み合わせ時に、その人が体調不良等で代わりの人も派遣できなかったら、契約はできず延期せざるを得なくなってしまいます。
また、その人が辞めてしまった場合は、新たに宅建士の人を配属しないと営業すらできなくなってしまいます。(若干の猶予はもらえますが)

そういった事情があるので、会社側は宅建士さんを重宝します。

このページを読んでいる方というのは、不動産屋さんにすでに勤めている人ではなく「宅建て何?」と思っていた方々だと思います。
私個人の意見としては、今現在他業種で働いている方や主婦の方にこそ取得をおすすめしたい資格なので、そういった方はチャンスだと思います。

なぜなら、資格を持っていれば、転職や再就職がしやすくなるからです。
しかも最初から資格手当付きです。
もし興味があれば、試験を受けてみてはいかがでしょうか?


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