【宅建試験】5問免除って何?取ったほうがいいの?

宅地建物取引士

※宅建は、誰でも受けることができます。小学生でも受けられます。
なのでこちらの記事では、法律に使われるような言葉をそのまま引用したりはせず、なるべく簡単な言葉に置き換えて誰にでもわかるよう心がけて書いています。

はじめに

今回は、宅建試験に関わる5問免除という制度についてお話したいと思います。
正式名称は宅建登録講習と言います。

ではまず、結論から言います。

絶対に取りましょう!

ですがここで注意が必要です。この5問免除というのは「受講期間中、宅地建物取引業に従事している」という人にしか関係がありません。
宅建業者に勤めていない方は、そもそも受けることすらできません。
現在別なお仕事をされている方や、学生・主婦で宅建試験を受けようと考えている方は、そんなものがあるんだな〜でも自分には関係ないや〜くらいで良いです。詳しく知る必要もありませんし、その間に勉強をした方がいいと思います。

関係のある人と、関係ないけど気になる〜という方だけお進みください。
そんなに長くはないです。

5問免除とは

宅建の試験は全部で50問あります。
この5問免除というものを事前に取っておくと、その50問のうち5問が免除されるということです。

先程も言いましたが、宅建業に従事している人だけが受けることができます。
申込みをして2日間の講習へ出席し、最後に試験を受けることで資格がもらえます。
その際に発行される登録講習修了者証明書を、宅建の申し込み用紙に添付することで、試験当日5問免除用の試験問題を解くことになります。
それ以外の45問はまったく同じ問題です。

採点の際に5点はすでに持っていることになり、例えば45点中30問正解だった場合は、元から持っている5点が加算されて、実際の宅建試験の成績は35点ということになります。

5問免除の人たちと通常受験の人たちでは、試験会場も別室に分けられます。
最後の5問が載っていない問題用紙が渡され、45点満点のテストをします。

※試験時間はその分短くなりますので、1問あたりに使える時間はほぼ変わりません

通常 50問/120分
免除 45問/110分

通常1問あたり2分を目安に解き、残りは見直しやマークシートのチェックなどに当てる、というのがセオリーとされています。
5問×2分=10分減 なので変わらない計算になりますね。

5問免除があるだけで、試験がすごく有利になるということがわかりますね!
最後の5問分の勉強をしなくてよくなるのですから。

5問免除の取り方

では、5問免除はどうやって取るのでしょうか。

これは簡単です。国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関(宅建の学校など)が行っている5問免除の登録講習に申し込んで2日間参加し、最後の試験に受かるだけです。
(一応講習前に、届いた教材を元に自宅学習してから参加するという流れになってはいますが、ぶっちゃけまったく必要ないです

受講料は、今ちょっと簡単に調べた感じでは15,000〜20,000円前後くらいでした。
(言い方は悪いですが、これで5点分を買えると思ったらお得だと思います)

それと講習の時期ですが、これは結構早くから受けられるところも多いです。ですが

申込用紙に添付しなければならない → 宅建の申込みは7月末まで

ということで、だいたい7月の2週目くらいに証明書が届く日程のコースが最後のチャンスでしょうか?私もギリギリで、そのくらいに受けた記憶があります。

ただ、この登録講習は1年中やっている所もあるようなので、受ける時期を間違えないように気をつけてください。ギリギリに申し込んだら、証明書が届くのは8月だった・・・なんてことにならないようにしてくださいね。
余裕があれば早い時期から調べて、料金の安いところで受けるのがいいと思います!

 必ず、7月末の申し込みに間に合う日程のコースを申し込みましょう!
 でないと、その年の試験には5問免除を受けられません!

また、受講の際に、宅建業の従業者であるという証明が必要になります。
写真入りの従業者証明書を用意しておきましょう。(会社からもらっているはずです)

2日目の最後に試験があります。この試験に合格すれば、晴れて5問免除で試験が受けられるようになります。(7割正解で合格です)
この試験の内容ですが、ぶっちゃけとっても簡単です。
というのも、試験までの講習の内容がそのまま出るからです。
しかも、「ここは重要ですよ!」とまで言ってくれます!もう取らせる気満々です。
この試験は、落とすためのテストではなく、受からせるためのテストと言えるでしょう。

もう、宅建業の会社に勤めているのであれば、受けるしかありませんね!

しかも、この5問免除なんと!1回通れば3年分の保証付き!
登録講習修了者証明書が3枚届きますが、試験申し込み時に必要なのは1枚だけです。
宅建試験は年1回ですので、1年に1枚ずつ使うことになります。

試験に失敗してしまっても、また5問免除が受けられるというわけですね。
(もちろん1回で受かるのが一番いいのですが…)

本当に、宅建を取らせる気満々な制度ですよね。

まとめ

今回は、宅建試験における登録講習(いわゆる5問免除)についてお話しました。

以下にもう一度まとめておきますね。

・宅建業に従事していれば受けることができる
・参加すればほぼ取れる(合格率99%とも言われています)
・一度取ると3年分の証明書が発行される
当日の試験が50問→45問になり、元から5点持っていることになる

もうこれを見たら、絶対に取るべきだということがわかっていただけると思います。
基本的に12月の合格発表後から7月の申込みの直前までは、定期的に講習が行われているので忘れないうちに受けてしまうのが良いと思います。

宅建業者向けの講習ですので、火水曜日の2日間で受けられ日程が多いはずですので、
同僚などと一緒に申し込んで一緒に受けに行くとお互いに楽だと思います。
試験内容が簡単とは言っても、講習内容を聞いてテキストに線を引いたりする作業がありますので、一人より複数人いた方が聞き逃しなどがなくなると思います。

ちなみに私が当時一緒に講習を受けに行った上司は、講習中ずっとパズドラをやっていました。それでも2日目の試験には受かっていたので安心してください。笑

最後に。何度も言いますが、
宅建試験を受ける予定で、宅建業に従事している方は絶対に取りましょう!

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