前回の記事はこちら→【宅建士】自宅学習だけでも合格できる?試験の特徴から自分の適正を知ろう
はじめに
前回は、宅建試験の特徴について簡単にまとめた記事を書きました。
今回は引き続き、宅建試験への適性を自己診断できるような内容になっています。
前回が第二段階でしたので、第三段階ということになりますね。
ここまでの記事を読んでも、学校へ行くべきか決めきれなかった方向けです。
もうすでに、学校へ行くか自宅学習でがんばるか決めた!という方は読まなくてOKです。この記事は閉じて、もうササッと勉強を開始しましょう!
もう少し自己分析したい…という方(やヒマつぶしに読んでいる方)は続きへどうぞ〜!
中学生時代の勉強方法

なぜ中学?と思ったかもしれません。
でも中学校時代を振り返ると一番わかりやすいと思うんです。
どんな教科が好きだったかとか、宿題はちゃんとやっていたかとか。
ここでは2つの項目について考えていきます。
得意科目
1つ目は、ずぅっと言っている、得意な科目、好きな科目についてです。
国語の漢字や、歴史の年号などを覚えるのが得意だった方、また読解力がある方は、宅建の試験に有利だというお話はしましたよね。
では、その得意科目で高得点を取るためにどのような勉強方法をとっていたかが重要になります。
簡単に言えば、いくら得意とは言っていても、歴史の教科書を読んだだけでテストで満点が取れるのか、という事です。
歴史が大好きで、教科書を隅から隅まで熟読してすべて覚えていた、という人もいるかもしれませんが、そんな人は少数派ですよね。
宅建の試験対策用テキストを、読書感覚で趣味として読む人もほぼいないと思います。
では何を重要視すれば良いのでしょうか?
私が思うに『教科書に書かれている内容の要点を自分でまとめられるか』です。
基本的に学校の授業というのは、教科書をただ読むだけではありませんよね。
その中から重要な箇所を、先生が抜粋して説明してくれます。
そのおかげで無駄な時間は減りますし、試験に出やすい箇所を効率よく覚えられます。
宅建の学校へ行くのも、これと同じです。
テキストは市販されているものでも代用できると思いますが、自宅学習ではこの先生に当たる人がいません。その分絶対に効率は落ちます。
逆に言えば「時間はあるよ!やる気もあるよ!」という人は毎日テキストを熟読して、過去問や予想問題集に取り組めば高いお金を払って学校へ行かなくても良いと思います。
あとは・・・とても頭(もしくは要領)が良くて、授業中寝ていてもテスト前に問題集さえやれば高得点を取れた、なんて人は宅建においても学校へ行く必要はないでしょう。
自宅学習
これは再三言っていますが、自宅学習を今までどれくらいしていたのか。
そしてそれが、自分からやっていたのか、誰かに言われてやっていたのか。
学校指定の問題集をやっていたのか、はたまた塾へ通っていたのか。
中学校時代に遡って考えてみましょう。
自宅学習だけ、学校の指定問題集だけで高得点が取れていましたか?
授業でとったノートをどのように活用していましたか?
自己流で、自宅学習のみで受かろうと思ったら、この”授業ノート”に当たるものは存在しません。それでも自分で、教科書と問題集だけで勉強ができますか?
今一度、自分で考えてみてください。
自分を取り巻く環境

先程の話と少しかぶりますが、みなさんは自由に使える時間を持っていますか?
私は今はたくさん持っています。専業主婦だからです。
夕飯の品数をひとつ減らすだけでも、1日掃除をサボるだけでも時間が作れます。
スーパーのお惣菜にすればもっと時間ができます。
(なんでも完璧にこなすスーパー主婦の方は毎日忙しいと思います、すみません。
誤解のないように言っておきますが、私はサボり魔だからできるのです)
ですが、私が宅建試験を受けた当時は独身で、正社員として働いていました。
残業する日もありましたし、そんなに自由に時間を使えませんでした。
時間を作る、ということはそれだけほかにしわ寄せが来ます。
自分のライフスタイルを振り返ってみましょう。
家族構成
今現在あなたは、何人で暮らしているでしょうか?
ひとり暮らし?親と一緒?それとも奥さんや旦那さん、お子さんもいらっしゃるかもしれませんね。
そんな中で、自宅学習に費やせる時間はどのくらいでしょうか?
ひとり暮らしだとしても、食事はコンビニ弁当やカップラーメンでも我慢できますか?
部屋の掃除の頻度を落として、いつもより部屋が散らかっても我慢できますか?
逆に、自分の奥さんや旦那さん、お子さんが試験勉強のために家庭に協力できない時間が増えたらどう思うでしょうか?
ひとり暮らしだった私ですら、ライフスタイルに影響が出ましたので、ご家族と一緒の方は自分だけでなく、ご家族への影響も考えなくてはならないと思います。
ご家族の協力を得て学校へ通うか、それとも家族サービスの合間にうまく時間を見つけて勉強するのか、ご家族と方とも相談してから決めるのが良いかと思います。
趣味
あなたの趣味はなんでしょうか?
私はインターネット全般、ゲーム、本などものすごくたくさんやりたい事があります。
家にいると、ついついYouTubeを見てしまったり、アプリを開いてしまったりします。
動画やアプリは自分ひとりの都合でどうとでもなるので、自制すればなんとかなると思いますが、世の中にはいろいろな趣味を持つ方々がいらっしゃいますよね。
習い事などをしている方は、それを一時的にお休みするのか、それとも曜日の変更ができるのかなど、学校に通うとなったら時間に縛りができるということを頭に置いて考えてみてください。
まとめ
今回は、過去の自分の勉強スタイルに加え、ご自身のライフスタイルについて振り返っていただきました。
普段あまり考えずに過ごしている日々でも、実は色々な選択肢があって、色々な人たちとの関係性がありますよね。
それらを今一度振り返ることで、普段の生活の改善もできますし、それによって空いた時間を有効活用できると思います。
宅建試験を受ける方、そのために学校へ行く方、自宅学習でがんばろうと思っている方々、この記事を読んで少しでも、合格への一歩が踏み出せるようになっていただければと思います。

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