以前、宅建に合格するために学校へ行くべき人はどんな人か、という記事を書きました。
そちらの記事では、その人の性格に焦点を当てていました。
そもそも、学校の授業内容がどうとかいう以前の問題だったからですね。
実際に学校へ行くと決めたら今度は、どんな授業をするのか、週に何回通うのかなども気になるかと思います。
なので今回は、私の体験談になりますが簡単にまとめたいと思います。
ちなみに私は、学校へ行く前に2度、試験に落ちています。
3年目で初めて申し込みをしました。
その年に合格したので、学校へ通ったのは一度だけです。
なので比較等はできません。あくまで、私の行った学校についてのお話になりますので、ご了承ください。
私が申し込みをしたのは大手の学校で、日◯学院というところです。
では、順番に説明していきますね。
1.原則 週に2コマ

学校は、原則週に2コマです。
コマという表現をしたのには訳があって、週2で1日1コマのコースと、週1で1日に2コマいっぺんに受けるコースの両方あったからです。
不動産屋さんに勤めている人が行く場合が多いので、火木の仕事終わりに行くコースと水曜日の朝から夕方までのコース、といった感じでした。ほかの曜日のコースもありますが、不動産屋さんに勤めている方はこのどちらかになると思います。
不動産会社に勤めている方ならすぐわかると思いますが、一応説明しておくと、不動産会社は結構、曜日によって定時時間が異なる会社も多いです。
そこで比較的帰宅時間の早い火木曜日だと通いやすいんですね。
そして定休日は水曜日です。なので水曜日2コマというコースがあるわけです。
事務員さんなら火木の仕事終わりに行く方を選ぶ方が多いのではないでしょうか?
せっかくのお休みを丸1日潰したくないですしね。
ですが営業マンの方は平日でも残って仕事をされる方もいると思います。お客様のご都合もありますしね。そういった方は水曜日を選んだ方が良いかもしれません。
火木の仕事終わりだと、確か19時からです。定時で上がって間に合う時間設定になっています。
そうなると終わるのは21時頃です。なので、帰りが遅くなるのが嫌だという人は水曜日のコースを選ぶのも良いと思います。
そして、最初に原則週2コマと書いたのには理由があります。
学生の人たちと違って、宅建の学校へ通っている人たちは仕事をしながら通っている方が多いですね。ですので、授業にどうしても参加できない日が出てきます。
そういった場合に、補講を受けることができます。学校の空いている日なら、自習室のようなところでいつでも受けられるので、急な残業や体調不良などで行けなくても大丈夫です。(授業のない曜日でも受けられます)
これを利用すれば、多忙な営業マンの方でも仕事終わりコースに参加できるかもしれません。水曜日は家族サービスをしなければならないお父さんなどは、そちらを活用するのもオススメです。
2.授業は動画

次に授業の方法です。授業はすべて動画でした。
学校へ行っても、実際にはパソコンの画面と向き合って授業を受けます。
そして動画を見終わったら、その内容に沿った練習問題が出るので、それを解いて理解度をチェックします。
問題はパソコン上で解きますので、成績がデータ化されて管理されます。
なので、どの分野が苦手か一目瞭然、というわけです。
そのデータを元に、理解度の低かった分野をあとでもう一度勉強できるので、後々とても助かりました。
仕事が終わってから動画を見るので、どうしても眠くなってしまう日があり、うつらうつらしていた日は当然悪い結果が出ました。本人はその日どんな分野の授業だったかすら覚えていませんでしたが、小テスト結果がデータに残っていますから、遡って勉強できた、というわけです。
授業が動画なら学校へなんて行く必要ないじゃないか、と思う方もいるかもしれませんね。
ですがこれについては”学校へ行くべき人”の記事にも書いたように、行くこと自体に意味があるという人の方が多いです。なのでそれでいいんです。
もし、自宅学習で充分、という方は動画だけ見られるようなコースもあります。
学校へ行かなくても大丈夫かも、という方はそちらのコースを検討してみてもいいかもしれませんね。
※実際にそのコースに申し込んだ方もいましたが、結局家にいるとサボってしまうようで全然活用できていませんでした。そしてその方は結局受かっていません。
3.集団と個人

私の申し込んだ学校は、専用の校舎のほかにフランチャイズのように提携することができるようで、私が通ったのは普通の学生向け学習塾の1室でした。
自宅から一番通いやすそうなところを選んだだけだったのですが、これが私にとってはものすごく良かったんです!
学校の専用校舎で受ける場合は、基本的に集団での授業になります。
(といっても動画を見るわけですが)
私は学習塾の1室で、1人で授業を受けました。
授業(動画)の内容はどこで受けても一緒ですので、好みの問題もあるかと思います。
私の場合は、人見知りが激しいので大人数が苦手というのもありました。
ですが一番は、その学習塾の方々がとてもいい人たちで、ものすご〜く時間の融通を利かせてくれたこと。一応曜日と時間は決まっていたハズなのですが、ほとんどあってないようなものでした。学習塾が空いている時間なら、いつでも予約を入れさせてくれて自由にさせてもらえました。
それともうひとつ良かったのが、授業の時間もある程度融通が利きましたので、動画を見ていてわかりづらい所があったら戻って見直すということがいくらでもできたことです。(ハッ!今一瞬寝てた!なんて時も 笑)
集団の授業では時間も決まっていますし、学校の閉まる時間もそれに合わせて決まっています。なのでたぶん、そんなに融通が利かないかもしれません。
ですが、集団で受けるメリットももちろんあります。それは、平均点が出ることです。
はじめの方の小テストではそこまで重要視されないかもしれませんが、本試験が近づくにつれ、周りの人たちの点数がとても重要になってきます。
それは宅建試験の特徴である”毎年合格点が変わる”という点を見ればわかるかと思います。宅建の試験は絶対評価というより、相対評価という感じです。周りより良い点をとっていれば受かります。
そんな中で、同じ学校に通っている人たちの平均点はとても参考になります。自分がどのくらいの位置にいるのかわかりますからね。
個人の場合はこれがわかりません。私の場合は集団の授業の方に出ている知り合いがいましたので、たまにそちらの情報をもらって参考にできましたが、完全に1人だと少し不安になるかもしれませんね。
もちろん、本部に問い合わせなどすれば教えてもらえると思います。
私はしなかったので詳しくはわかりませんが。
フランチャイズ校はそれぞれ、近くの本校の所属になっています。
担当者に聞けば、もしかしたらそちらの結果を教えてもらえるかもしれません。
4.模擬試験

試験が近づくと、模擬試験をやってくれます。予想問題も多く提供してもらえるので、自分で問題集などを買わなくても事足ります。
自宅学習の場合は、テキスト・過去問・予想問題集あたりが必要になるかと思います。
もちろん採点もしてもらえますし、過去の自分の成績などもデータとして残るので苦手分野などあとで見返すのにわかりやすいです。
また、集団受講なら、クラスの平均点などから自分の合格率などもわかりますよ。
最後に
いかがだったでしょうか?
宅建の学校がどんな所か、少しイメージできたでしょうか?
今回は私の体験談ということで、比較サイトなどと比べると情報量が偏ってしまっているかもしれませんが、実際に行ってみての感想なので、信憑性はあるかなと思います。
少しでもみなさまの参考になっていれば幸いです。
正規の校舎で集団授業を受けるのもいいですが、個人でやるのも結構いいですよ。笑



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